こんにちは、二人三脚(妻)です。
ハンドメイド歴15年でフェルト小物作家の fairy doll house として活動しています。
裁縫初心者の方に指ぬき(シンブル)の種類と使い分けをご紹介します。
最後までお読みいただければ、生地がかたい・分厚くてなかなか針が通らない時に針のおしりを押して指が痛いということがなくなります。
なかなか針が通らない
かたい生地や分厚い生地を縫っている時に、なかなか針が通らず、針のおしりを押して指が痛いと思ったことはありませんか?
そんな時には指ぬき(シンブル)を活用しましょう!
指ぬき(シンブル)の種類と用途
指ぬき(シンブル)は用途別に種類がありますので、用途に合った指ぬき(シンブル)を使うようにしましょう。
次項で種類と用途について解説します。
詳しい解説
なかなか針が通らなくて指が痛い
針がなかなか貫通せず、針のおしりを指で押して、指が痛くなった経験はありませんか?
私はよくテディベアなどのぬいぐるみを作るのですが、胴体と腕や足を組立てるときにうまく針が通らず、無理矢理針のおしりを押していました。
指で押すと針のおしりが指に食い込んでいたくなるし、机などに針のおしりをあてて押すと針が折れたり、机に穴が開いてしまったりします。
そんな悩みを指ぬき(シンブル)が解決してくれます!
指ぬき(シンブル)の種類と使い分け
1.指輪型、リング型
指輪型、リング型の指ぬき(シンブル)はピースワーク(小さな生地同士を並縫いで縫い合わせること)に使います。
利き手(針を持つ手)の中指の第2関節にはめます。
外側(手の甲)にプラスチックとぶつぶつの面が来るようにはめて下さい。
中指と親指で針を持ち、何針か縫い進めたら中指のシンブルで針を押して引き抜きます。
指ぬき(シンブル)が緩かったり、きつかったりしたら、内側(手のひら)にヒモが付いているのでそこで長さを調節して下さい。
2.シンブルタイプ
こちらは陶器の物(左)と金属製の物(右)があり、キルティングに使います。
私は利き手に金属製のシンブルを、利き手でないほうは陶器製の物を使っています。
金属製シンブルの上から皮製シンブルをつけます。
皮製シンブルをつけることで、針が金属製シンブルを滑ることを防止したり、金属製シンブルでカバーされていない部分を保護したりできます。
シンブルが緩い場合は4で紹介するシリコンタイプのシンブルを付け、その上に陶器製・金属製のシンブルをはめて下さい。
シンブルの先端に針を沿わせて表(トップ)まで持ってくる手順の動画です
3.皮製のシンブル
こちらもキルティングの時に使います。
2の利き手側の金属製シンブルの上に皮製シンブルをはめて使います。
利き手側は針のおしりを押して使うので引っかかってしまうことはありません。
指の角度によっては皮製シンブルのサイドの縫い目に針のおしりがはまってしまうことがあるので、シンブルを90度回転させて使いましょう。
4.シリコンタイプのシンブル
シリコンタイプのシンブルは滑り止めとして使います。
ピースワークでは大きめのシリコンタイプのシンブルを利き手の親指に付けることで、細い針でもしっかり持てるようになります。
2で紹介した陶器製シンブルは指に対して大きいことが多いので、利き手の中指にシリコンタイプのシンブルを付けてから陶器のシンブルをはめてください。
シリコンタイプのシンブルはサイズがたくさんあるので、自分に合ったサイズを見つけましょう。
爪が長い人用に、爪が出せるようなタイプの物も売っていますよ。
まとめ
生地がかたい・分厚くてなかなか針が通らないという悩みに対して、指ぬき(シンブル)の種類と使い方をご紹介しました。
パッチワーク(キルティングやピースワーク)をするときにこれらのシンブルを使いこなせると指が痛くなったり、指先を指してしまうことがなくなります。
慣れるまでは縫いにくいかもしれませんが、慣れたら痛い思いをしなくてすむし、作業効率もあがります。
私はフェルト小物を作るときでも滑り止めのためにシリコンタイプのシンブルを使います。
読んで下さりありがとうございました!ハンドメイドを楽しんでいただけるお手伝いになれば嬉しいです!
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